WG02 健康セミナー 2024.4

WG02では、TDBC会員向けに毎月乗務員の健康に関するさまざまな情報を提供するため、「健康セミナー」を開催しています。

WG02メンバーである、医療法人社団勝榮会 いりたに内科クリニック 入谷栄一様より「睡眠時無呼吸症候群（SAS）原因とリスクと題してお話いただきました。
（資料の公開はいたしません）

要約：
睡眠時無呼吸症候群（SAS）とは、睡眠中に無呼吸または低呼吸が発生する状態に陥る症状になることです。AHI（無呼吸・低呼吸指数）が5以上の場合にSASと診断されます。
SASの症状は、いびき、日中の過度な眠気、慢性疲労、集中力低下などが挙げられます。
原因とリスク：肥満、顎が小さい、アルコール摂取後の筋肉の緩みなどが原因です。

健康起因事故の要因としてSASが直接的原因となるケースは少ないが、SASにより、心血管障害や高血圧などの合併症のリスクがあり、それにより脳卒中、心筋梗塞、糖尿病を併発する恐れがあります。
SASによって、事故の発生による経済的損失はもちろん、生産性低下による損失もあります。

自宅での簡易検査やPSG検査を行い、CPAP治療を受けて、しっかり治療することを勧めます。