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TDBC事務局レポート 2024

  1. 2024.4.10 第5回関西物流展が開催 小島代表がテープカットに参列

    2024年4月10日~12日に大阪府 インテック大阪で第五回関西物流展が開催されました。TDBCは第1回より協力団体として参加しております。TDBC小島代表理事が4月10日のオープニングセレモニーでテープカットに参列しました。27名の方が登壇され、前列真ん中が実行委員長の谷様です。その右が経済産業省 近畿経済産業局 鈴木産業部長、左が国土交通省 近畿運輸局 小野交通政策部長です。お二人からはご挨拶がありました。[TDBC会員の展示ブース] TDBC会員の皆さんが出展していました。各社のブースへ訪問し撮影させていただきました。物流の2024年問題の解決のためのソリューション、技術をはじめ、倉庫業務の効率化の製品が多く過去最大の376社の出展がありました。全体的には展示ブースが華やかで多くの企業で費用をかけた出展となっているように感じました。今年は物流の2024年問題の対応が加速とコロナ明けということで各社とも力が入っているようでした。会場では、事業者会員の合通ロジ様、三興物流様、ワカスギ様とお会いいたしました。(TDBCのブースはございません・・・)

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  2. 2024.03.21 - 第25回会合レポート(中間発表会)

    9月のキックオフからのべ433名のメンバーが各ワーキンググループごとに実証実験等の活動を進めてきています。全9グループの代表から活動の中間発表がありました。六本木会場に45名、オンラインでは約60名の参加がありました。発表資料は中間の内容の為、一般公開しておりません。会員の方には共有されています。[新規会員挨拶] 株式会社クボタ 内藤 和人 様中部電力パワーグリッド株式会社 渡辺 光政 様東洋運輸株式会社 有松 純一郎 様株式会社ナブアシスト 池田 裕二 様日本ミシュランタイヤ株式会社 石野 彰一 様[各ワーキンググループから活動の中間報告] [WG01 事故撲滅と実現のための管理者、乗務員教育] 事故撲滅のために管理者育成、乗務員の安全教育、行動変容モデルの構築をめざし、SSCV-Safety、TRUE SAFE、モービルアイを使った実証実験の経過報告を行なった。ジャパン・トゥエンティワン株式会社 近藤 勇真 様ロジスティード株式会社 伊藤 年和 様矢崎総業株式会社 杉山 祐一 様[WG02 健康経営の推進と健康課題解決] 乗務員のための健康セミナー(月次)の紹介、今年度のテーマ「睡眠」に関する実証実験(アンケート調査+フィードバック) 途中経過の説明・報告を行なった。・シフト勤務ドライバーのコンディション状態の実態を明らかにする・ドライバーの睡眠改善を目的とした実証実験中日臨海バス株式会社 樋口 美恵子 様株式会社ユーフォリア 森井 貴弘 様株式会社ネミエル 松本 光浩 様[WG03 MaaSなどの新たな取り組みによる公共交通の未来への挑戦] 外出誘発につながる地域情報提供ポータルアプリの実証実験結果と実証実験参加者のフィードバック内容についての報告があった。地域通貨を発行し、自治体や地域住民、コミュニティで利用できる決済手段の提供し、さらにMaaSと組み合わせて利便性の向上やお得感を高めることで消費の活性化を促進するというする実証実験を行った。株式会社デンソー 今村 朋範 様株式会社電通総研 西川 敦 様[WG04 人材、働き方改革、荷主とのパートナーシップによる2024年問題の対応] 物流の革新に向けた政策パッケージの法制化に伴い、荷待ち時間短縮のためにバース予約システムの導入を促進していくにあたり直面する様々な課題があることを報告した。そのためにバース予約システムの事例、データ分析結果、改善の取組についての紹介があった。菱木運送株式会社 菱木 博一 様株式会社フルバック 久長 正憲 様[WG05 動態管理プラットフォーム(traevo platform)の社会実装と活用] WG05A 共同輸送データベース構築とその先のフィジカルインターネットの推進各社から提供された輸送実績データを共同輸送DB環境に投入し、復路ルートに配送可能な貨物のマッチングを目指してシミュレーションを実施した。結果として共同輸送DBの機能拡張の必要性や解決すべき課題等が明らかとなり、検討を継続することとなった。WG05B CO2排出量の精緻化を通じた物流改善とその先にあるカーボンニュートラルの実現自動連携するシステムを開発し精緻なCO2排出量を可視化することで、改善項目を明確にし、CO2排出量の削減を実現する。見なし値から実走行距離、実積載量、実燃費による算出の優位性について実験・検討する(山崎製パン社の運行データと積載伝票データを連携)。今後共同配送におけるCO2排出量の案分方法をベースにtraevo Plugin Systemに取り組んでいくという報告があった。株式会社首都圏物流 駒形 友章 様AGC株式会社 田中 真史 様株式会社アスア 間地 寛 様[WG06 業界共通プラットフォームへのデータ連携によるその先へ] 複数のサポート会員のソリューションで実験基盤を構築し、理論実験から実用実験へと展開する。・整備工場からの請求書を「車両管理」を行う“JICONAX”と連携したい!(2022年~継続)・traevoのデジタコデータをLink RevoでAPI取得する(ここからさらにJICONAXに展開できないかを検討)株式会社新宮運送 木南 普一 様センターフィールド株式会社 原島 啓輔 様[WG07 遠隔操作・自動化で実現する安全・安心な作業現場と迅速な災害対応] テレビ放映、建設業界誌でも紹介された第2回e建機チャレンジ2023の開催報告国土交通省遠隔施工等実演会(施工DXチャレンジ2023)への参加報告能登半島地震 WG07としての災害支援の取組についての報告伊藤忠商事株式会社 池田 靖 様[WG08 無人AI点呼実現への挑戦] 乗務員の健康状態確認のため下記の活動を実施してきている。・バイタルデータの収集・バイタルチェックAIの開発今期の課題としてサービス提供形態とAIが判断した結果が間違いないという医学的裏付けが必要であると考えている。大河原運送株式会社 大河原 裕尊 様[WG09 SDGsの推進と、カーボンニュートラル・エコドライブの実現] SDGs啓発活動これまでのセミナー、アンケート、ヒアリングの結果をもとにSDGs支援ツール「TDBC SDGsナレッジバンク」の作成を目指していくことが報告された。カーボンニュートラル中小運輸事業者が目指すCO2排出量の可視化のためにまずScope1の可視化と共同配送時のCO2案分方法の検討が必要である。引き続きサポート会員のソリューションを事業者会員で実証実験を継続する。株式会社セイリョウライン 幣旗 貴行 様三井住友海上火災保険株式会社 藤田 大輔 様株式会社アスア 岡部 正寛 様[事例発表 バローグループによる動態管理と温度管理の協働事例について] 自社システム+専用アプリで自社トラックの動態管理を実施していたが、協力会社の車両については対応できていなかった。traevo Platformを経由して車両位置情報・庫内温度情報等のデータを集約できるようになった。それにより協力会社のデータも含めた運行状態を自社、協力会社でリアルタイムに把握すること、また温度情報を取引先及び配送先にエビデンスとして提供することが可能となった。今後ドライバーのステータス入力の省力化(二重操作を不要にする、「出発・到着」の自動入力等)と(通信型デジタコは高価であるため)現行デジタコとの入替え費用も課題となってくる。中部興産株式会社 安次富 光一 様[事務局より 最新情報と今後の活動について] 最新の会員状況とTDBC HPリニューアルについての発表とともにTDBC Forum 2024までの主なスケジュールの案内があった。経済産業省から発表された「物流効率化に向けた先進的な実証事業」補正予算、「物流デジタルサービス」事例や北海道物流研究会、国土交通省 北海道開発局 共同輸送・中継輸送実装研究会 マッチングモデル「ロジスク」等TDBCから積極的な連携についての紹介があった。そして「物流革新に向けた政策パッケージ」の法制化に伴い、バース予約システムの導入が促進された場合、運用によっては荷待ち・荷役時間等で物流事業者に不利益が生じる可能性があり、そのような状態に陥らないようTDBCとして継続的に活動していくとの発言で中間発表会を締めくくった。一般社団法人運輸デジタルビジネス協議会 代表理事 小島 薫

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