TDBC

TDBC事務局レポート 2023

  1. 2023.10.23 - 第24回会合レポート

    今年度の9グループには合計434名の方にご登録いただいています。それぞれのキックオフミーティングも終了し、課題の設定や活動方針がまとまりました。今回の会合はリアルな会合とオンラインのハイブリッド開催で、『WG方針発表会』 として開催し各グループからその内容を発表頂きました。あわせて新規入会の会員からのご挨拶をいただきました。TDBCから発足した、一般社団法人サスティナビリティ・DX推進協議会の藤田代表と株式会社セイリョウラインの幣旗社長よりDX経営の実践事例を発表いただきました。当日六本木会場へは54名お越しいただきました[新規会員 ご挨拶 6社] 株式会社canuuLocationMind株式会社株式会社ユーフォリア株式会社ライナロジクスイーサポートリンク株式会社[TDBC最新報告と今後のスケジュール] TDBC代表 小島 薫[BanSo™を活用したDX経営の実践] 株式会社セイリョウライン 幣旗 貴行(一社) サスティナビリティ・DX推進協議会 藤田 祐介[各ワーキンググループから今年の活動方針発表] [WG01 事故撲滅と実現のための管理者、乗務員教育] 事故撲滅のためのさまざまな取り組みを実践し、各社の事例を参考に管理者育成、乗務員の安全教育、行動変容のモデルを構築する。(ロジスティード株式会社 大久保真吾 ジャパン・トゥエンティワン株式会社 近藤勇真)[WG02 健康経営の推進と健康課題解決] 運輸業界における健康経営の推進と健康課題に対する解決策の実証実験の実施。その成果や事例を積極的にTDBC内外に発信することにより、健康で安心・安全な業界の実現を目指す。(TDBC事務局長 鈴木正秀 代理)[WG03 MaaSなどの新たな取り組みによる公共交通の未来への挑戦] 長野県長野市での中山間地域の地域コミュニティ活性化、長野県辰野町でのワーケーション×MaaS等の他、公共交通の未来に向けた新たな地域や取り組みにチャレンジする。(株式会社デンソー 今村朋範 株式会社電通総研 西川敦)[WG04 人材、働き方改革、荷主とのパートナーシップによる2024年問題の対応] 荷待ち時間・荷役時間を、荷主とのパートナーシップとデジタル技術による効率化で短縮することで、2024年問題の対応・労働環境の改善等、持続可能な物流の実現を目指す。(菱木運送株式会社 菱木博一 株式会社フルバック 久長正憲)[WG05 動態管理プラットフォーム(traevo)を活用した持続可能な物流の実現] <WG05A> 共同輸送データベース構築とその先のフィジカルインターネットの推進動態管理プラットフォームの普及と活用により荷主企業や運輸事業者の課題解決を実現し、持続可能な物流や公共交通の実現を目指す。本分科会(共同輸送データベース分科会)では、共同輸送や中継輸送の社会実装とその先のフィジカルインターネットを目指す。<WG05B> CO2排出量の精緻化を通じた物流改善とその先にあるカーボンニュートラルの実現動態管理プラットフォームの普及と活用により荷主企業や運輸事業者の課題解決実現し、持続可能な物流や公共交通の実現を目指す。本分科会(カーボンニュートラル分科会)では、運行データと積載伝票データを連携させ、CO2排出量を可視化することで、積載率の向上、経路の最適化、荷待ち時間の削減等を行い、物流政策パッケージの実現とサプライチェーン全体でのカーボンニュートラルを目指す。(株式会社首都圏物流 駒形友章 株式会社アスア 間地寛 AGC株式会社 田中真史)[WG06 業界共通プラットフォームへのデータ連携とその先へ] "コンセントに繋ぐだけで連携が実現する世界"を目指し、システム間連携の実現、標準化を推進し、その実証例として荷主との運賃改訂や燃料費等の価格転嫁協議で必要となる原価表などの資料のテンプレート化、資料の自動作成を目指す。参考「価格交渉ハンドブック」(株式会社新宮運送 木南普一 センタフィールド株式会社 原島啓輔)[WG07 遠隔操作・自動化で実現する安全・安心な作業現場と迅速な災害対応] 建設業における重機の遠隔操作と自動化による課題解決、新たな人材の創出、育成、災害救助・復旧の取り組みなど、e建機チャレンジ大会の開催により、技術開発の促進、市場認知の向上等社会実装を目指す。(EP Rental株式会社 依田隆 伊藤忠商事株式会社 池田靖)[WG08 無人AI点呼実現への挑戦] 乗務前点呼での非対面・無人点呼実現に向けて、特に乗務員の健康状態の確認にフォーカスしてAI、各種生体センサー等による実証、開発による社会実装を目指す。(大河原運送株式会社 大河原裕尊)[WG09 SDGsの推進と、カーボンニュートラル・エコドライブの実現] 運輸事業者へのSDGs普及推進とそのためのSDGsアワードへの挑戦。エコドライブ関連ソリューション等のさまざまな解決策の実証実験や事例によるカーボンニュートラル実現への挑戦。(株式会社セイリョウライン 幣旗貴行 三井住友海上火災保険株式会社 藤田大輔 株式会社アスア 岡部正寛)

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  2. 株式会社セイリョウライン様、株式会社デンソー様、WG07 e建機チャレンジ大会に感謝状を贈りました

    株式会社セイリョウライン様協議会活動への積極的な参画および、WG09リーダーとして運輸業界のSDGsやカーボンニュートラルを強力に推進いたきました。•WG09「SDGsおよびカーボンニュートラル・エコドライブ」WGリーダーとして推進、実証実験にも積極的に参加•WG02「脳血管疾患 脳卒中」等の実証実験へ参加、協力•その他業界課題に対する積極的な活動やTDBCへの協力自社を超えて業界の課題解決に向けた積極的な活動と、SDGs等の業界の見本となる社員参加型の取り組み、協議会活動成果(実証実験)の自社での実践に感謝いたします。株式会社デンソー様長年にわたる協議会活動への積極的な取り組みとWG活動の推進いただいています。•2018年度WG03「MaaSへの取組み」サブリーダーとして推進•2019年度WG03 「観光型MaaS」での実証実験をサブリーダーとして推進、MaaSアプリケーションの開発と提供•2020年度~2022年度WG03 移動の最適化等 分科会をサブリーダーとして推進、NASC( NAGANOスマートシティコミッション)においても積極的な取り組みを実施自社の既存ビジネスを超えてMaaSとの新しい公共交通の実現に向けて積極的な活動と推進力でTDBC、業界・地域に貢献に感謝いたします。WG07 e建機チャレンジ大会WG07「 遠隔操作・自動化で実現する安全・安心な作業現場と迅速な災害対応」WG活動として建機の遠隔操作の社会実装に向けた取り組みとしてe建機チャレンジ大会(プレ大会、本大会)を企画、実施をしました。・国土交通省「遠隔施工等実演会」(施工DXチャレンジ2022)とタイアップ企画として実施・就労支援団体、eスポーツとの連携による新しい人材の創出・消防等との災害救助連携の促進行政との連携により遠隔操作の社会実装を促進。遠隔操作の社会認知の向上、新たな人材創出、災害救助の可能性を証明いただいたことに感謝いたします。

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  3. 2023.03.23-第 23 回会合レポート

    9月のキックオフからワーキンググループのメンバーも増えて289名の皆さまがディスカッションや実証実験を進めています。全9グループの代表から活動について中間報告があり、六本木会場51名とオンライン61名の参加がありました。また新規入会された5社よりご挨拶をいただきました。(株)商工組合中央金庫、(一社)サスティナビリティ・DX推進協議会、TDBCから2024年を乗り越えるための新たな経営支援ソリューションが発表されました。大河原運送からは実際に補助金の活用をした際の体験を語って頂きました。[2024年をのり越える「DX経営」の実践] 商工中金、SDXC、TDBC 等が連携し、実効性のある事業計画を策定、アクションプランとして traevo 動態管理 プラットフォームや TDBC 認定ソリューション、その他 WG 活動成果等の解決策を積極的に活用することで「物 流の 2024 年問題」の解決や持続可能な強い経営への変革を支援します。[新規会員 ご挨拶5社] グローバルナレッジ株式会社株式会社 ニデック株式会社アルプスウェイダイオーロジスティクス株式会社中部興産株式会社[各ワーキンググループから活動の中間報告] [WG09 SDGs およびカーボンニュートラル・エコドライブ] 燃料消費の可視化およびタイヤによる CO2 排出量削減の実証実験や、運輸業 SDGs フェスタなどの啓発活動を してきました。カーボンニュートラルにおいては「自社の現在地を理解する」「具体的な削減方法を検証する」 「削減後の検証及び、自社でものさし(判断基準)を持つ」ことがポイントになると考えています。今後も実証 実験に興味がある事業者会員や、SDGs に関連するサポート会員を募集します。(株式会社セイリョウライン 幣旗 貴行、三井住友海上火災保険株式会社 藤田 大輔)[WG08 無人AI点呼実現への挑戦] AI 点呼(点呼の完全無人化)を低価格で提供したいというテーマで活動をしており、ドライバーの健康状態をど のようにセンサーと AI で把握できるかとう点にフォーカスして実証実験を続けています。過去の実証実験から は、個人差が大きいことと実際の点呼場での測定には様々な工夫が必要だということがわかってきました。今年 度は非接触型のドップラーセンサーを使い、安全に運行ができる「元気な状態」を AI が判断できるかをものづ くり補助金も活用して進めていきます。(大河原運送株式会社 大河原 裕尊)[WG07 遠隔操作・自動化で実現する安全・安心な作業現場と迅速な災害対応] 10 月に開催した第一回 e 建機チャレンジ大会では六本木と千葉をつないだ什器の遠隔操作の実演としてプロと e スポーツなどのアマチュアも合わせて5つのチームが競技を実施しました。テレビや新聞など多くのメディア に配信され、建設業界の人材不足と災害時の緊急対応に無くてはならない技術となることを確信しています。そ の後の国土交通省の遠隔施工等実演会にも招待されています。(EP Rental 株式会社 依田 隆)[WG06 運輸業界共通プラットフォームへのはじめの一歩からその先へ] 今ある情報を活かして繋げる費用をかけない連携を追求しています。会員の皆さんにご協力いただいたアンケー トからは、各業務のシステム化がバラバラで連携は CSV の手作業が多いという結果が出ています。今は整備請 求書と車輛管理システム、請求データと会計システムという2つの実証実験を進行中です。 API やデータ割り 付けでもっと簡単につなげる方法を模索しています。(株式会社新宮運送 木南 晋一、 シズテムギア株式会社 中村 桂那子)[WG05 動態管理プラットフォームの社会実装と活用] ータベース化することで共同輸送を検討するユーザーが自由に共同輸送候補を探す事のできる場を実現することを目標に活動しています。ここまで要件定義を進めており今後はシステム構築に取り掛かって7月末をめどに実証実験を行う予定です。カーボンニュートラル分科会は、伝票データと動態管理プラットフォームの位置情報を連携させることで貨物ごとのトレーサビリティを実現し、高度なCO2排出量の可視化と改善を目標に、現在山崎製パンの協力でデータ分析の実証実験を行っています。(株式会社首都圏物流 駒形 友章、株式会社アスア 間地 寛、AGC 株式会社 田中 真史)[WG04 運輸業界の人材、働き方改革による 2024年問題への対応] 2024年問題を乗り越えるためにWG04が注目したのは荷待ち時間です。改善するためには荷主との交渉力をアップすることが必須と考えてその手法を検討しています。今後は具体的な成功事例なども含めて効果的な交渉に ついて検討していきます。(株式会社ワカスギ 黒木 洋平、株式会社フルバック 久長 正憲)[WG03 MaaS への取り組み] 移動最適化プロジェクトはNAGANOスマートコミッションへ参画し地域交通の課題を解決する仕組みを提案しています。ワーケーション×MaaSプロジェクトでは、地域と企業を結び付けるマッチングプラットフォームを長野県辰野町を中心にトライアルを実施しています。(アルピコ交通株式会社 上嶋 圭介、株式会社デンソー 今村 朋範、株式会社電通国際情報サービス 西川 敦)[WG02 健康経営の推進と健康課題解決] バス・トラックドライバーとも「集中力の低下」は「距離」・「勤務時間帯」・「勤務形態」と関係していること、特に「距離」と相関していることが判明しパラチノースの効果を検証しました。脳卒中のリスクは加齢とともに リスクは増大しますが、45 歳以上では個人間のバラつきも大きくなることがわかりました。脳ドックより安価なリスクチェックと再検査による精度の検証をすすめていきます。夜間視力をサポートするレンズでは複数社で各 20 名のドライバーによる実証実験を実施中です。(大塚製薬株式会社 五島 由加里)[WG01 事故撲滅と実現のための乗務員教育] 今年度は死角サポートソリューションとドライバーの運転状況モニタリングにフォーカスして検証を進めています。後付け可能なソリューションで即時通知、見える化を図り、効果的な教育を通じて事故防止を図ることを 目的にしています。それぞれフジトランスライナー、ダイオーロジスティクス、茨城乳配の現場で2ヶ月程度運用してその実用性を検証します。また最新技術の勉強会や、ソリューションを選定する際のポイントをわかりやすくまとめています。(株式会社日立物流 佐藤 公則)[事例発表 やってみました!補助金活用] WG08の活動に関連する取り組みとして、大河原運送株式会社による「ものづくり補助金」の活用を、TDBC事務局支援を行っている株式会社GCAPが経営革新等認定支援機関として計画策定サポート、無事採択されました。申請に至るまでの経緯や、事業計画に関する考え方など、実際の体験をもとに事業者の立場、支援者の立場や補助金の性質、活用の方法についてトークセッションの形で皆様と事例共有しています。今後もこのような形での事業者会員の皆様のご支援を事務局としても行って参ります。(大河原運送株式会社 大河原 裕尊、 株式会社 GCAP 藤田 祐介)

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