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NEWS_2024

商工中金:「物流の 2024 年問題」に対する中小企業の動向レポートの公開

2024年5月8日に株式会社商工組合中央金庫が実施した2024年問題に関する業界へのアンケートの結果レポートが公開されました。

「物流の 2024 年問題」に対する中小企業の動向
(商工中金景況調査 2024 年 2 月調査 トピックス分)

商工中金は概ね四半期に一度、中小企業の景況感をはじめとする実態把握のため、 景況調査を実施しています。今般、2024 年2 月調査のうち、毎回内容を変えている質問項目(ト ピックス調査分)の結果を公表しました。

<事業類型別・「物流の 2024 年問題」に対するリスクの認識・対策状況>
「物流の 2024 年問題」に対するリスクの認識・対策状況をトラック運送事業者と荷主で比較 しますと、トラック運送事業者は約 8 割が対策に着手している一方、荷主事業者は「事業リス クを認識しているものの、対策には未着手」が約3 割を占め、 両者の対策状況には明確な差が 見られました。

対策への着手状況
対策への着手状況

<運送事業者と荷主事業者の懸念する「物流の 2024 年問題」の影響>
「物流の 2024 年問題」によって受けることが予想される影響については、ほとんどの荷主事 業者が「物流コスト上昇」を懸念している一方で、トラック運送事業者は「運賃引き上げに伴 う収益改善」を「人件費上昇による収益悪化」が大きく上回りました。 またコンプライアンスリスクについて、荷主事業者はトラック運送事業者と比べても影響を 懸念している割合が少なく、荷主側の危機感の醸成がまだ進んでいない可能性があることがわ かりました。

懸念する影響の対比

詳細レポートはこちらをご覧ください。
https://www.shokochukin.co.jp/report/data/assets/pdf/240508.pdf